この季節になりますと、いろいろな方々から「お歳暮」を届けて頂きます。
戴いた中身も気になりますが、やはり職業柄でしょうか箱のデザインやどんな形状の仕切りを
使っているかなどパッケージが気になってしまいます。
日本は過剰包装大国と言われておりますが、過剰の反対語は「不足」であり
必ずしもECO(エコ)につながる訳ではありません。
多種多様な商品が溢れているこの時代に企業が商品のブランド力を引き立て差別化を図ったり
販売ツールとして付加価値をパッケージに求めるのは当然だと思います。
適正な包装はもちろんのことですが、単なる「包材」や「入れ物」としてではなく
ひとつの商品として感じて頂ければと思います。
そこで今回は「お箱の一生」と題して、お箱の色んな使い道をご紹介させて頂きたいと思います。
①定番の引き出しの中の整理整頓に。

②実用的な「ペン立て付きメモ入れ」

③コレクションを飾る「ディスプレイ用に」

④変わった形の「小物入れ」
⑤無理矢理感のある「盆栽風?」

オリジナルパッケージの製作会社として、大切にお作りしたお箱はお客様の元へ嫁いだ後も
末永く大事に使って一生を遂げて頂きたいと願っております。
今年も残すところ、1ヶ月余りとなりました。
毎年この頃になると「流行語大賞」がノミネートし始めますが、今年は豊作の年らしく
「じぇじぇじぇ」や「倍返し」そして「今でしょ」など、実際には使いませんでしたが
よく耳にしたように思います。
ノミネートの中で「ダイオウイカ」が流行語だと思ったことはありませんが、個人的には
「お・も・て・な・し」が日本人らしくてイイですね。
さて、弊社ホームページでも「貼り箱ができる工程」として一連の流れを紹介しておりますが
今回より「貼り箱ができる工程」をもう少し具体的に、わかりやすくご説明をさせて頂きながら
機械化された中にも、熟練の手技や手作りならではの温か味を感じて頂ければと思います。
初回は、「罫線入れ・隅切り」工程です。
コーナーラインという機械を使って、貼り箱の中芯になるボール紙を展開した状態にまでを
製造する工程になります。
断裁機でカット(大裁ち)したボール紙を、それぞれの商品に合わせた寸法(内寸)に
2回ハーフカット(漢字の井)を施し、同時に四隅の部分を切り落とします。
ハーフカットのみや、四隅だけを切り落とす機械もあるのですが、今回は同時に出来るタイプの紹介です。
紙には流れ目(縦横)があり、ハーフカットの深さは紙を折り曲げる瞬間の「硬さ」によって
微調整しなくてはならず、職人の経験だけが頼りです。
カットが浅く硬すぎると箱が出来上がった時、ぷっくりと丸みをおびて膨らんでしまったり
逆に柔らかすぎると次の工程で千切れたり、出来上がった箱が歪んだりしてしまいます。
斬新なデザインや色鮮やかなパッケージの表側とは一見違うように思えますが、製品になった時の
箱の角の立ち(直角)具合などは職人の経験と技術なのです。
ひとつひとつ丁寧なパオシスの箱作り、少しづつご紹介させて頂きます・・・つづく。
10月に入っても真夏日と言っていたのは数日前のこと・・・。
秋を通り越して、一気に冬の気配を感じます。
弊社でも作業現場の横を通りますと、貼り箱にする貼り紙の色も暖色系が多くなり
こちらも違った冬の気配です。
弊社は貼り箱をメインに取り扱いしているので、新しい風合いの貼り箱をご紹介させて頂きます。
以前に、貼り箱の風合いとして「エンボス加工」を紹介させて頂きましたが
今回は、「ホログラム貼り箱」のご紹介です。


ホログラムとは、物体に光を当てて、その反射光に同じ光源の光を別の角度から干渉させて
できる“干渉縞”を記録した媒体(製品)のことです・・・・(゜Д゜)?ハァ?
何の事だかよく分かりませんが、クレジットカードや商品券などの偽造防止によく使用されており
1万円札の下の方にもキラキラと花の模様が光っています。
光の加減で浮かび上がる模様は、独特の光沢や立体感があり、既製の紙でありながらも
お客様それぞれの一品になること間違いナシです。
誕生日プレゼントや、これからの季節クリスマスプレゼントを入れる箱には最適です!!
小ロットからでも承りますパオシスの貼り箱、まずはお気軽にご相談ください。