ひとりごと⑦ (逆説)
先日、WindowsXPのサポートが終了しました。
移行費用やソフトの動作確認などの理由で、国内の企業ではまだ数百万台が稼働しているらしく
使用する場合ウィルス感染率は最新OSの 21倍にもなるそうで心配です。
弊社は約 1年前に全て代替えしておりますが、キッカケは些細な事でした。
ある日、基幹ソフトに不具合が発生し、システム会社に問い合わせたところ
『セキュリティソフトのアップデートが原因だと・・思われ・・ます。』
『弊社が推奨するセキュリティソフトを使って頂ければ、原因追及は・・・』とのこと。
確かにその通り(正論)だと思いましたが、何てことのないその一言から
セキュリティソフトの更新期限の確認 ⇒ 来年 XPサポートが終了する ⇒ PCの代替え検討
⇒ 基幹ソフトの対応確認 ⇒ 他社との比較 ⇒ 見直しへ。
結果的に、じっくり時間をかけて検討し以前よりも良い状態で業務を行うことが出来ています。
「急がば回れ」ということわざはよく聞く言葉ですが、語源は
“ 武士の矢橋の船は速くとも、急がば回れ瀬田の長橋 ”
当時、京都へ向かうには矢橋から琵琶湖を横断する航路が、近くて速かったのですが
比叡山から吹きおろされる突風により危険だったため、瀬田の唐橋を渡る陸路の方が
安全で確実だと歌ったものだそうです。
職種によって違いはありますが、日々の業務の中で起こった問題(ミス)やクレームなど
早急に改善や対応することは当たり前なのですが、急ぐが故に、答えに対して直線的に考える
だけではなく、時には迂回する事も考慮しながら長い目で見て正しい答えを出す訓練が
ピンチをチャンスに変えるコツだと思います。
でも「善は急げ」ということわざもあるので、たとえ壁があっても正しい(価値ある)と
判断したことは躊躇しないで邁進しましょう!!