ひとりごと④ (名言)
今年の冬は寒かったせいか、例年よりも早く桜の開花宣言が発表されました。
自然界では、次々と春の息吹「新芽」が出てくる勢いある季節の到来です。
以前のブログ(ひとりごと)で会社にとって必要な人とは「必要な人を育てられる人」と
書いたことがありました。
今回はブログ管理者(私)が個人的に気に入っている、ある実業家の名言を拝借して
育てられる人になる上で、心がけている事を書きたいと思います。
“己の長を以って、人の短をあらわすなかれ”
「人は往々にして自分の長所を標準として、他人の短所を責めがちです。
自分が当たり前にできるからといって、上手くできない人を責めてはいけません。
誰にでも長所短所があるのです。」という意味の言葉です。
私自信もよく相手に対し、これでもかと言わんばかりにミスを責め立ててしまうことがあります。
決して自分が出来るからという訳ではなく、会社組織の中では、ある程度必要だと感じているからです。
しかし、必要だからと言っていくら正論を並べても「人を育成する」ということに
必ずしも結びついているとは限りません。
もしかすると、私の正論のせいで相手のやる気や長所を削いでしまっているかもしれません。
「己の長を以って、人の短をあらわすなかれ」この言葉の奥にある意味は
人の短を見て、己にもある短を自覚し、互いの長を以って伸び進んでゆくという事ではないでしょうか。
自分が変われば、周りも変わると信じて、まず自分自身が変わることが
「育てられる人」への一歩かもしれません。
長年同じ業務に従事していると、日々の中に慣れが生じ初心を忘れがちになります。
「新芽」のように自分自身が伸びゆく絶好の季節になるよう日々取り組んでゆきたいと思います。